真心をこめて、ひとつひとつ。

のびのびとした環境のもとで、菊とお米も育てています。

おいしい水ときれいな空気で育てられます

さかい平野瀬戸生花は、福井県北部の坂井市にあります。
坂井市は西は日本海に面し、東は勝山市、北はあわら市および石川県、南は福井市および永平寺町に接しています。
市の南部を九頭竜川が、東部の森林地域を源流とする竹田川が北部を流れ、西部で合流し日本海に注ぎ込んでいます。その中部にあるのが福井県随一の穀倉地帯である広大な坂井平野で、西部には砂丘地および丘陵地が広がっています。
この豊かな自然に囲まれた環境で花はすくすくと育っています。

菊の栽培


瀬戸生花で育てている菊は、100%近くが自家製苗を使っています。親株から穂を採り、増殖させています。その時に使用する培土は、もみ殻を薫炭にしバーミキューライトSと配合したものを使います。
長年菊の栽培をしてきましたが、この方法が低コストで苗が腐敗することがなくなりました。セルトレイの苗には霧状にした水をやることによって、育苗ハウス内の高温防止や適切な水管理に役に立っています。ハウス35棟延べ8,155㎡、露地面積17,000㎡で約95万本を収穫します。平成11年には、農業経営改善計画認定書(認定農業者)に認定されました。

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【step1】
来年のために「にか」づくりから始まる。稲作のときの籾殻を菊づくりにも活かしている。保水力に優れているので菊づくりに役立つ。

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【step2】
パレットに「にか」とバーミキュライトを混合して敷き詰める。そこに菊を差し木していく。

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【step3】
2週間後に成長した苗を温室の中に仮定植していく。

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お盆用に挿し木をした苗です。7~8月までで、7反の小菊やスプレー菊を栽培します。

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4月中旬に8月のお盆用の苗を手作業で定植していきます。みなさん、ベテランばかり。今年もいいお花を提供できるように、力いっぱい育てていきます。

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色とりどりに咲いた菊の花は、収穫後、花束にする為に水揚げします。

菊とお米のおいしい関係


大事にしていることは土壌作りです。稲刈りの後は全量わらを土にすり込み、そこに地元の鶏糞を投入しています。これをすることにより土壌が肥え、根が元気になって病気にも耐えられる作物ができます。
化学肥料も慣行の2割減、農薬も田植え前、苗に1度だけし除草剤も1度だけします。田植えは毎年5月20日以降にしか行いませんが、収穫時にはまわりの田んぼと比較しても見劣りせず立派に育っています。3年間菊を作った畑は、田んぼにして、稲刈りした田んぼを菊畑にするローテーションをしています。水田後に栽培をした菊は、本当に立派な姿に成長します。堆肥や土壌消毒もしないので低コストにつながっています。菊栽培の後の田んぼは、肥料も少なくて済み、台風などによる倒木も少なくすみます。
「瀬戸さんのところの米はおしいい」「ここの米を食べたら、よその米は食われんなった」
お客様の嬉しい言葉がなによりです。感謝、感謝です。

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【お米づくり】
弊社では稲作と菊の栽培を効率化するために複合栽培しています。その効率化で安定した価格でご提供できます。

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菊栽培後、稲作をするので、元肥の減量と稲の倒木防止にも効果があります。環境に良い、循環型減農薬のコシヒカリを産直販売しています。

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【榊の栽培】
榊の苗木250本を植えてみました。良質の国産榊を、来年にはご提供出来るようにします